~観劇ド素人が紐解く”舞台”の世界・序章~

みなさまは、年間に何本の“舞台”*を観ますか?

*ここでいう“舞台”とは、ステージ上で行う広義の意味での演劇、コンサート、ミュージカル、(舞台挨拶付き)映画も含みます。

正直なところ、わたし自身はコロナ以降、年に1本行くか行かないか…。
そんな中、わたしの友人“かてこさん”は違いました。
なんと、年間平均100公演!
今回は、そんな“かてこさん”を観劇ド素人のわたしがデータから深掘ってみたお話です。

データから裏付けされた年間100公演!

かれこれ長い付き合いになる“かてこさん”。
気づけば“舞台”三昧、今風に言えば“舞台オタク”あるいは“マニア”。
わたしは、年に1、2回おこぼれに預かる程度のド素人。
それでも、ある時ふと、気になって尋ねてみたのです。

「年間どれくらい舞台に行ってるの?」
「チケット取ってあるから数えれば正確になるけど…60公演ぐらいかな~」

えっ、週1回ペース!?
わたしからすれば、それはもう別次元の頻度です。

思い立ったが吉日。
宝箱にしまわれたチケットの束をかてこさんから送ってもらい、デジタル化作業を開始しました。
2日かけて年別に仕分けると、なんと18ファイルに!
どうやらかてこさんの”舞台”歴は2007年から始まり、2018〜2019年が最盛期、コロナ禍でも一定数を保っていました。
あれ、これ…60公演どころじゃないのでは?

プライベートでもDX化してみた!

舞台タイトル、主演、種別、公演日時、公演場所、席番、金額……
1日1ファイルごとに集中入力して、全9日間で完了!
知らない演目から内容を想像しながらの作業は”舞台”の世界を覗き見しているような、あっという間の作業でした。
終わってしまうと、どこか寂しさを感じるのは…職業病でしょうか。

そして、わくわくの集計時間!
(いわゆるインプットしたデータをもとにPivotする時間である)

集計の結果は――
2009年〜2024年の平均、年間100公演!

これには、かてこさんも驚きつつ…
「オタク」や「マニア」なんて言葉じゃ表せない。
ビジネスで言えばもう専門家、プロフェッショナルレベル!
デジタルチケットも含めれば、実際はもっと増えますし。
驚きと高揚感でいっぱいの1日となりました。

データが語る“舞台”との向き合い方

2007年は年1回→2008年は月1回→2009年からは本格稼働。
っというのが、面白いぐらいわかってしまうのがデジタル化ですね。

同時に、
かてこさんの”舞台”への思い、向き合い方が変わったのはなぜだろう。
なにかきっかけがあったのだろうか。
何が、かてこさんを”舞台”へ駆り立てたのか。
データを見れば見るほど「問い」が頭を駆け巡ってやまず…

年に複数回観る公演もあれば、1度きりの公演もある。
関東だけでなく、関西や北海道まで足を運ぶことも。
ジャンルも、演劇・コンサート・ミュージカル・映画(舞台挨拶付)まで幅広く――
推しもいますが、誰か一人だけを追いかけるのではない。

つまり、一つに偏っていないのです。
かてこさんは、“舞台”という体験そのものを慈しんでいるように見えます。

「その公演時間にその場にいることに意味がある」

ただただ一心に、その言葉通り、観劇時間を最大限満喫するかてこさん、
そのための努力は惜しまない方です。
改めて友人かてこさんの観劇のプロとしての側面を再認識した今回の深堀でした。

幕を開けたわたしの新たなJourney

かてこさんを”舞台”観劇のプロたらしめている経緯、背景とは何か。
わたしの「be curious」は尽きることはなく…
かてこさんを通して“舞台”の世界に触れることでどんな景色が見えるのか。
知りたくなってしまったのです。

そして、かてこさんから見える世界を言語化して残したいと思いました。
これは、わたしの好奇心から始まった記録です。

けれど、”舞台”に触れたいと思う多くの皆様にも届けたいとも思い、
ブログという形式で発信することにしました。

こうして、わたしの”深掘りライター”としてのJourneyが始まります。
次回からは、かてこさんを通して見える“舞台”の世界を少しずつご紹介していきます。

<後日談>推し活ファイルという名の宝箱

デジタル化されたチケットたちは、
今では“推し活”時代にぴったりの専用ファイルに、宝物のように収められています。
愛用しているのは、
リヒトラブ「myfa 推し活 4穴リング コレクションファイル(黒)」と
チケットコレクションポケット(3ポケット)」。

かてこさんが所望したのは「黒」。
彼女の“舞台”歴を語るチケットたちは、今日も大切にファイリングされています。