かてこさん流・安心してチケットを譲る/譲ってもらうための基本と注意点

舞台のチケット、取れたのに――
予定がかぶって行けなくなってしまった!
そんな経験、ありませんか?

「せっかくのチケット、誰かに譲れたら…」
または「観たい舞台なのに、チケットが取れなかった…」
そう思ったことがある方も多いはず。

今回は、そんな舞台好き同士をつなぐ“リセール文化”の基礎を、
年間100公演以上観劇するかてこさんのリアルな体験をもとにご紹介します!

リセールってそもそも何?

「リセール」とは、購入済みのチケットを正規価格または定価以下で、
他の方へ譲渡する仕組みのこと。

高額転売とはまったく異なり、
安心・安全に舞台を愛する観客同士が“優しさのバトン”を渡し合う文化です。

かてこさんも、これまでにチケットを「譲る側」「譲ってもらう側」どちらも経験しています。

主なリセール手段とかてこさんの活用例

譲る時も譲ってもらう時も、まずは舞台仲間うちで確認した後、基本的にはおけぴネットを利用しています。

① 【おけぴネット】

https://okepi.net/top

舞台・演劇専門のチケット譲渡掲示板サイト。
「定価以下でのやり取り」「顔合わせ不要」など、安心な仕組みが整っています。

かてこさん

一番よく使うサービスです。観劇ファンが集まっている安心感があります。

② 【公式リセール機能】

e+(イープラス)、チケットぴあなどのプレイガイドには、公式リセール機能がある場合も。
対象公演であれば、自分のチケットを公式の手順で出品・購入できます。

かてこさん

抽選販売のチケットは、リセール対象になっていないこともあるので注意が必要です。

③ 【SNS(Xなど)でのやりとり】

フォロワーとのやりとりで譲渡・譲受が行われるケースも。
ただし、顔の見えない相手との金銭のやり取りは慎重に!

かてこさん

Xでは基本“譲ってください”の呼びかけに留めています。DMでのやりとりは慎重に、安心できる方とだけやり取りを。

譲るときのコツ・注意点

おけぴネットを利用することを想定したコツや注意点を記載します。

譲渡価格は必ず 定価以下 に。

相手にわかりやすく「日時・席種・価格・受け渡し方法」を明記。

「行けなくなってしまった」理由も一言添えると安心感アップ。

顔合わせ不要の郵送・電子チケット送付を選ぶことが多い。

  ※ぴあなどは、発券前に「分配」できる電子チケットもあり、分配すると相手名義になるケースあり。

3か月以上先など、発券前で席も未定のチケットは慎重に。

発券日などの情報をこまめに共有して、相手の本気度や信頼性を確認。

先に入金確認してもらってからチケットを送るなど、手順の工夫も必要。

譲ってもらうときの注意点

おけぴネットを利用することを想定した注意点を記載します。

人気公演ほど「譲る側」が少なくなる傾向。
  ※すぐに飛びつかず、相手のプロフィールや取引歴を確認する。

おけぴ会員かどうかを確認。
  ※おけぴネットサイト利用時の見極め方あり(別途まとめ記事リリース予定)

金額・座席情報・譲渡条件をしっかりチェック。

問い合わせは必ずサイト経由で行い、公式メール(okepiドメイン)であることを確認。

当日受け渡しなら、会場近くの安全な場所で。

振込手数料・郵送料などの負担は事前に確認し、納得した上で取引する。

「振込後にチケット送付」など、受け渡し順を明確にしておく。

発券前にも関わらず「先に振り込んで」と急かす場合は要注意!

リセールは“つながり”の文化

チケットが余ってしまったとき、
どうしても観たい公演に出会えたとき。

その一枚が、誰かにとって「きっかけの一本」「はじまりの一本」になることもあります。
リセールは、舞台を愛する人たちの間で生まれた“支え合い”の文化。

かてこさん

これまでたくさんの人に助けられて、舞台を観ることができています。
だからこそ、譲るときも誠実に対応することを心がけています。

“観たい”気持ちをあきらめない選択肢

「もうチケットないから…」と諦めてしまう前に、
「誰かに譲ってもらえないかな?」と探してみる。

「行けなくなったけど、観たい人がいるかも」と思いを巡らせてみる。

そんな観劇ファン同士の心配りが、リセール文化を支えています。
誠意をもって譲る・譲られる、その小さな積み重ねが、
舞台を愛する人たちの優しい世界をつくっていくのだと思います。