「舞台、観てみたいな」と思っても――
どこで情報を探せばいいの?
どうやってチケットを取ればいいの?
そもそも、観劇って、どう始めたらいいの?

観劇ド素人のわたしは、まさにそこで立ち止まっていました。
SNSやネットで検索してみても情報は膨大で、何を見ればいいか分からない。
チケットの買い方は複雑そうに見えて、途中で断念…。
そんな経験、ありませんか?

でも――
その“もやもや”をひょいっと飛び越えて、年間100公演以上の舞台を楽しんでいる人がいます。
その名も「かてこさん」。

どうやってそんなにたくさんの舞台を観ているのか?
どうすれば、観たい公演のチケットを確実に手に入れられるのか?

今回は、「観たい!」が叶うまでの、かてこさんのリアルな6ステップをご紹介します。

|STEP 1|“舞台レーダー”を広げよう!

観たい舞台を見つける第一歩は、情報収集から。

「観たい舞台を決めるためには、とにかく情報収集。実はこれがとても大事なんです!」
── かてこさん

情報源はさまざま。
公式サイト、劇場のSNS、舞台専門メディア、X(旧Twitter)の感想ポストなど、日々の情報の中にヒントがたくさんあります。

「最初は、“観たい”がまだぼんやりしていてもいいんです!」
── かてこさん
気になる劇団・俳優・脚本家など、“アンテナ”が反応したワードで検索しているうちに、自然と惹かれる舞台が見えてくるものです。

|STEP 2|“本命舞台”は先行販売で狙え!(公演初日の2〜6か月前)

「これは絶対に観たい!」という舞台には、先行販売の段階で申し込みます。

先行には「抽選」と「先着」の2パターンがありますが、かてこさんは観劇チケットの約8割をこの段階で確保しているそう。

劇団や出演者のファンクラブ、プレイガイド、クレジットカード会社の優待など、申込窓口はさまざま。
情報は、公式サイトやSNSでこまめにチェックしておくのがカギです。

|STEP 3|まずは“おけぴ”をのぞいてみよう!

先行販売に外れてしまったら…?
そんなとき、まずチェックするのがリセールサービス。

かてこさんが愛用しているのは「おけぴネット」(https://okepi.net/top)。
定価以下取引が原則という、安心・安全なチケット譲渡のプラットフォームです。

「一般販売より先に、まず“おけぴ”を見ちゃいます(笑)」
── かてこさん

|STEP 4|一般販売でリベンジ!(公演初日の1〜2か月前)

リセールにも出ていない…でも諦めきれない。
そんなときは、一般販売でリベンジ!

ただし、人気公演では“秒で完売”するケースもあり。
特に先着販売では、数分前からログインして待機しておくなど、事前準備が明暗を分けます。

|STEP 5|熱が冷めないうちに追加販売・リセールを再チェック!

一般販売でもダメだった。でも、まだ観たい。
そんなときは、公演日が近づくにつれ出てくることがある追加販売やリセールをもう一度チェック!

「もう一回“おけぴ”見てみようかな?」
──と思ったタイミングこそがチャンス!

こまめなチェックが、ご縁をつなぐカギになります。

|STEP 6|最終手段・当日券を狙う!(公演当日)

リセールにも出てこない…。
でも、どうしても観たい…!

そんなときの最終手段が、当日券。
かてこさんもごく稀にチャレンジするそうで、
「もう一回観たい」と思ったときなど、ふらっと劇場に足を運ぶこともあるとのこと。

(様々な演目を公演した頃の赤坂ACTシアター、かてこさん撮影)

「観たい舞台」は、自分でつかみに行くもの?

先行販売で約8割のチケットを確保し、
“観たい”と思った舞台の9割以上は観劇できているという、かてこさんの舞台ライフ。

その背景には、日々の情報収集と、タイミングを逃さない行動力がありました。

でも――
どのステップも、特別なスキルは必要ありません。

「観たい!」という気持ちがあれば、
少しの検索と行動で、チケットとのご縁は誰にでも生まれます。

次回は、そんなかてこさんが日々どんなふうに“舞台情報”を集めているのか、さらに深く掘り下げていきます。
どうぞお楽しみに!