みなさんは「推し活」って、したことありますか?

好きな俳優さんやアーティストを応援したくて、舞台やライブに足を運んだり、グッズを集めたり。
SNSで気持ちを伝えるのも、立派な“推し活”のひとつとか。

でも実は、これまで“推し活”というものを経験したことのないわたし。
そもそも、人は何がきっかけで“推し”になるのか?
――その原動力のほうが気になってしまいます。

ということで今回は、かてこさんの“推し活”について深掘りしてみました。

気づいたら“推してた”?

かてこさんが初めて“推し”に出会ったのは、2009年。
年間100公演以上、”舞台”に通うかてこさんにも、特別に心惹かれる存在が複数います。

聞いてみると、“推し”になったきっかけは実に様々。
ただ、共通していたのはこの気持ちの流れでした。

「気になる」→「また観たい」→「気づいたら推してた」

かてこさん

「最初は“この人、すごく良かったなぁ”くらいで。
でも気づいたら、その人が出ている舞台を調べて、次の公演を観に行っていて…」
「“あれ、この人のこと推してる?”って(笑)」

“推し”になる瞬間

演技、所作、立ち振る舞い。
歌声、間の取り方、存在感。
そして――そもそも顔がいい!(笑)

どのポイントに惹かれるかは人それぞれ。
でも共通しているのは、「心が動いた瞬間」があったということ。
そして、そこから“また観たい”という気持ちが生まれたこと。

「この人の“舞台”、また観たいかも」
それが、かてこさんの“推し活”のはじまりでした。

かてこさん流 “推し活”のかたち

“推し活”にも、いろいろなスタイルがあります。
イベントやコンサートに通う人、グッズ集めが中心の人、SNSで応援する人…。

かてこさんの場合は、一貫して「”舞台”へ赴く」スタイル。

  1. 出演情報をチェック
    気になる人の名前で検索したり、所属事務所のHPを定期的に確認。
    X(旧Twitter)やInstagramなど、SNSから最新情報をキャッチ!
    出演情報が出たら、すぐスケジュールをチェック。
    気づけば、毎日のように検索してしまう日も。
  1. チケット申込みの準備
    ファンクラブに入会すれば、会員向け先行販売のチャンスも。
    チケット争奪戦に備えて、日々の情報収集は欠かせません。
    観たい舞台は、準備の段階からすでに始まっているのです。
    情報戦を制するものが、観劇チャンスを制す!?
  1. いざ、公演へ!
    幕が上がる瞬間、全神経が“推し”に集中。
    舞台全体を楽しみつつ、やっぱり“推し”に目がいってしまう。
    気づけば同じ公演に何度も通う“リピーター観劇”になっていることも。

推しがいるから、観劇が特別になる

かてこさんの“推し活”を支えているのは、この想いです。

「その公演時間に、その場にいることに意味がある」

一回限りの“生”の舞台。
同じ演目、同じセリフでも、二度と同じ空気にはならない。
その一瞬の輝きを共有できる、それが観劇の魅力。

だからこそ、“推し”がいる舞台は、ひとつひとつが特別になるのです。

“推し活”は義務じゃない

かてこさん

「“推し”って、無理に見つけるものじゃないと思うのです。
気づいたら自然に始まっていた感じ。
“応援したい”って気持ちが芽生えたら、それがスタートでいいと思います。」

無理に“推し”を見つけなくても大丈夫。
心が動いたとき、それが“推し活”のはじまりです。

わたしの場合は……

ちなみに、観劇ド素人のわたしはというと――
思い返せば「気になる」人がいなかったわけではありません。
でも「また観たい」に至っていない、というのが正直なところ。

”舞台”を好きになるには、まだまだ入口にいるのかもしれません(笑)

でも、かてこさんの話を聞いて思うのは、
何気なく観た”舞台”で、「また観たい」と思える人に出会えたなら――
観劇ライフは、もっと楽しくなるはず。

好きを軸にした観劇の楽しみ

“推し”がいることで、”舞台”はもっと輝く。
観劇が、より深く、より豊かな時間に変わっていく。
「好き」を軸にした観劇は、人生にひとときの感激を与えてくれる。
自分の心の声に、そっと耳を傾ける時間でもあります。
もしかしたら、次に観る舞台で
あなたも“推し”に出会うかもしれません。
そう思うと、ちょっとわくわくしてきませんか。

少しずつわかってきた”推し活”、そしてまだまだ奥が深い”推し活”
次回は、さらに、掘り下げていきたいと思います。
お楽しみに。

※本文記載の”舞台”とは、ステージ上で行う広義の意味での演劇、コンサート、ミュージカル、(舞台挨拶付き)映画も含みます。