観劇の必須アイテム、それは「チケット」。
観る権利を証明する大切なものですが――
うっかり忘れてしまった経験、ありますか?
劇場に到着した瞬間、冷や汗、自己嫌悪、そして焦り…。
でも、対処法を知っていれば慌てずに次の行動に移せます。
今回は、かてこさんが実際に体験した「チケット忘れトラブル」と、劇場ごとの対応の一例をご紹介します。
実録!舞台『紅鬼物語』での出来事
2025年7月某日、シアターHでの『紅鬼物語』3回目の観劇。
友人3人と現地集合のはずが――開演20分前、LINE電話が。
「チケットを忘れて入れない!」
購入者はかてこさん。慌てて劇場スタッフに相談したところ、こんな流れになりました。
購入元(ぴあ)に係員が電話し、購入者確認
↓
「3枚購入済」であることを確認
↓
開演5分前まで該当席が空いていたら入場可に
↓
ただし一度チケット代を支払う必要あり(今回の舞台の場合は+15,000円)
↓
返金を希望する場合は、公演終了後3日以内に忘れてきた紙チケット、当日渡された仮チケット、
返金シート(↓↓画像参照)を後日郵送(宅急便もしくは書留必須)

最終的には、友人は手書きの仮チケットで入場OKとなり、無事観劇できました。
そして後日きちんと返金もされましたが、郵送代は追加で発生することに。
観劇前日の持ち物チェックは大事ですね。
チケット忘れ時の注意点
本人名義ではない場合:入場は難しい場合が多い
購入者が同行している場合:係員に相談し、購入確認で対応できる可能性あり
「本人のみ有効」チケット:基本的に譲渡不可、入場は厳しい
座席が空いていたら救済あり:特に小劇場では、開演直前に空席なら通してもらえる場合も

かてこさん
公演ごとに 「本人確認必須」「紙チケ限定」「電子チケ限定」 など条件が違うので必ず確認しておくこと。
また、劇場によって、チケット忘れ時の対応が異なりますので、忘れた場合はまず劇場係員へ相談を!
デジタルチケットの落とし穴
最近はスマホ表示の「デジチケ」が主流。
けれど、以下のようなトラブルも発生し得ます。
・機種変更でチケットが表示できない!!
計画的な機種変更ではなく、意図せず携帯が壊れ、舞台の前に機種変更を余儀なくされる場合もあります。
かてこさんの場合:
しかもデジチケダウンロード済みも、旧機種上のアプリで分配できる状態にないぐらいの故障…
E+(イープラス)へ連絡し、分配してもらい、無事に新機種上でデジチケ表示されるようになったとか。
舞台の前に機種変更をされる場合には、事前に購入元の公式サイトにて確認しておくことをお薦めします。
関連リンク
E+(イープラス):【スマチケ】スマートフォンの機種変更の予定があるお客様へ
チケットぴあ:電子チケット(MOALAアプリ)で発券後に機種変更してしまいました。どうしたらよいでしょうか。
ローチケ:機種変更した場合、電子チケットは利用できますか?メールアドレスが登録と異なるのですが、変更できますか?
・スマホ不具合で表示できない!!
スマホ本体の故障あるいは充電不足により、デジチケが表示できなくなる可能性があります。
かてこさんの場合:
デジチケ購入時の留意点として記載されていることも多くなった
「チケットのスクリーンショットを保存しておく」ようにしているのと、
必ずモバイルバッテリーを持参するようにしているとか。
・サイト混雑でアクセス不能!!
数万人規模のコンサートの入場チェックにおいて、公演前の同じ場所で同時に大人数が公式アプリへアクセスするため、時にアクセス集中によりレスポンス遅延が発生します。あるいはサイト自体に不具合が生じていることも。
かてこさんの場合:
自分だけではなく、その場に集まった全員が同じ事象になっていることをSNSなどでも確認できたため、会場係員へ確認し、入場できたとか。
周囲のWi-Fiや電波状況を確認の上、会場係員へ相談を!
チケット忘れ防止のための工夫
<紙チケット>
・観劇前日の持ち物確認の習慣化
・チケットフォルダーごと常に鞄にIN(←かてこさんはこれ)
・長財布に入れておく(←観劇ド素人のわたしはこれ)
・チケットの写真を撮っておく
<デジタルチケット>
・チケットのスクリーンショットを撮っておく
・購入画面のスクリーンショットを撮っておく→一緒に行く友人へ共有しておくのもひとつ。
観劇ド素人所感
チケットを忘れても、購入証明ができれば入場OKと思っていましたが、
追加でチケット代を要求されることがあることに驚きました。
手堅い不正行為防止というか、抜かりないというか…
忘れた後の手間暇と費用を考えると、もちろん忘れないことが一番ですが、
いざという時のため、ちょっとした一工夫をしておくことも”舞台”の世界でも大事なことだなっと気づかされました。
観劇は“非日常”ですが、トラブル対応は“日常的な冷静さ”が大切。
これからも備えあれば憂いなしで、舞台を楽しみたいと思った観劇ド素人なわたしです。