巨匠の金字塔、ついに映像化。
原作は、北方謙三氏による大河小説『水滸伝』。
シリーズ累計発行部数1,160万部を超える、まさに金字塔とも言える作品です。
北宋末期の中国を舞台に、
腐敗した世に抗い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”。
その叛逆の物語が、
日本ドラマ史上“規格外”のスケールで描かれるWOWOW連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』。
その第一話鑑賞と原作者、監督、キャスト陣が登壇する舞台挨拶付のジャパンプレミアに当選したかてこさん。
年間100公演以上赴くかてこさんにとっても、外せない1本として足を運びました。

(2026年かてこさん撮影:ヒューリックホール東京にて)
7か月に及ぶ過酷なロケ
舞台挨拶で語られたのは、7か月にも及ぶ長期ロケ。
具体的には、
全国17都府県・50カ所以上、総移動距離約25,000km。
さらに、春夏秋冬すべての季節を考慮した撮影。
これだけでも、映像美とリアリティへの期待が高まります。
本来は中国での撮影も検討されていたそうですが、
予算の都合上、日本国内のみで完遂。
それでもスクリーンに広がる世界は、
圧倒的なスケール感と臨場感。
撮影地がどこなのかを意識させないほど、
醸成された世界観へと自然に没入できる映像体験でした。
事前情報ゼロで挑んだ第一話
かてこさんは、原作の事前知識ほぼゼロで鑑賞。
それでも——
第一話では主要キャラクターそれぞれの置かれた状況、
理不尽に抗う“核”となるエピソードが丁寧に描かれます。
それぞれの決意は、これからどこへ向かうのか。
それぞれは、どこでどう出会うのか。
まだ加速的な動きはない。
ところどころに、決起のともしびが点々と灯る段階。
やがてそれが大きな線となり、
そして大きなうねりとなるであろう——
そんな「続きが観たい」と思わせる力がありました。
まさに“序章”としての完成度です。

(2026年かてこさん撮影:主要キャラそれぞれのイメージポスターのひとつ)
群像劇の醍醐味は、ここから
『水滸伝』は、一人の英雄の物語ではありません。
それぞれが事情を抱え、
それぞれの正義を持ち、
やがて集う“梁山泊”。
この叛逆がどう結びつき、
どんな群像へと膨らんでいくのか。
続きを観ずにはいられない、
そんな幕開けでした。

(2026年かてこさん撮影:主要キャラそれぞれのイメージポスターのひとつ)
原作知らなくても惹きこまれる
舞台でも、映像でも、
大作の“はじまり”に立ち会う瞬間は、
いつだって特別です。
幕が上がる瞬間のあの高揚感、
どんな世界を観せてくれるのか、
どんな熱量を感じられるのか、
どんな没入感に魅せられるのか、
幕が上がるその瞬間にしか味わえない感覚があります。
原作を知らなくても楽しめる入口設計、
それでいて、原作を読みたくなる余白。
WOWOWらしい挑戦作。
この叛逆の物語が、どこまで熱を帯びていくのか。
WOWOWユーザーであるかてこさん、
その後の展開を追いかけずにはいられない様子で、
嬉々として語ってくれました。
ステージに立つ人、その世界を創り上げるすべての人に、心から拍手を。

(2026年かてこさん撮影:会場内、終幕後の余韻を残しつつ…)
関連作品
WOWOWドラマの原作となったのは、
北方謙三氏による大河小説『水滸伝』。
全19巻+読本『替天行道』を収めた文庫版完結BOXは、
まさに“叛逆の群像劇”を一気に体感できる完全版セットです。
決起の火種がどう結びつき、
やがて梁山泊へと集っていくのか。
ドラマで感じた余韻を、
活字でさらに深く味わいたい方に。
魂を揺さぶる漢たちの物語を、
ぜひ手元でじっくりと。
Amazon 北方謙三 文庫版 水滸伝 完結BOX 全19巻+読本 20冊セット (集英社文庫) 文庫 – 2008/4/1
北方 謙三 (著)
あるいは、1冊ずつじっくり、ゆっくり読み進めていきたい方へ
水滸伝 1 曙光の章はこちら
舞台ファイル:WOWOW『北方謙三 水滸伝』ジャパンプレミア
今回、かてこさんが赴いた日程は以下の通りです。
【公演名】舞台挨拶付映像鑑賞 WOWOW『北方謙三 水滸伝』ジャパンプレミア
【公演期間】2026年 02月 09日
【会場】ヒューリックホール東京
【原作】北方謙三『水滸伝』
【監督】若松節朗
【脚本】藤沢文翁
【主題歌】MISIA「夜を渡る鳥」
【製作著作】株式会社WOWOW
【キャスト】
宋江 – 織田裕二
晁蓋 – 反町隆史
林冲 – 亀梨和也
楊志 – 満島真之介
済仁美 – 波瑠
李富 – 玉山鉄二
馬桂 – 松雪泰子
王進 – 佐藤浩市

(かてこさん撮影:ヒューリックホール東京にて)
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この舞台の記録も、
“舞台ファイル”のひとつにすぎません。
年間100公演以上を16年間継続しているかてこさん。
チケットの山とともに積み重なってきた観劇の記録が、
いまの「かてこさんの舞台帖」を静かに形づくっています。
その原点と歩みは、こちらから辿ることができます。
投稿後記|カーテンコールの、そのあとで
カーテンコールが終わっても、気持ちが切り替わらない時ありませんか?
拍手が終わり、客席を立って、劇場を出たあとも、
没入した世界観から、
すぐに日常に戻れなかった人は、きっと少なくないはずです。
観劇後の夜、どう過ごすか
すぐに言葉にしなくてもいい。
観劇後、誰かに感想を送る気分でもなく、
SNSに書き出すほど整理もできていない。
でも、
このまま眠ってしまうのは、
少し惜しい――
そんな夜もあります。
無理にまとめなくていい。
無理に誰かに伝えなくてもいい。
ただ、
余韻の中に、もう少しだけ身を置きたい。
でも――
誰かの声を静かに聴きたくなる瞬間は、
確かにあって。
文字より、声がちょうどいいとき
そんな夜に、「読む」よりも
誰かの声を静かに聴くという選択をすることがあります。
画面を見なくていい。
集中しなくてもいい。
ただ、耳を預けるだけ。
舞台の余韻を壊さず、
でも、ひとりきりにもなりすぎない。
その距離感が、ちょうどよく感じるからです。
Audibleという選択肢で余韻を楽しむ
そんな夜の過ごし方のひとつとして、
最近よく使っているのが、音声コンテンツです。
私が聴くジャンルは、
作品そのものではなく、
余韻に寄り添ってくれる音声です。
たとえば、
・演劇や表現について語られたもの
・創作にまつわるエッセイ
・人生や感情の揺らぎを、静かに語る言葉
「理解するため」ではなく、
「余韻を抱えたまま過ごすため」に聴くもの。
もし、
観劇後の夜を
少しだけ静かに過ごしたいとき。
最近はタイトルもジャンルも増え、
活用場面が増えたAudibleのような音声サービス。
舞台の余韻に浸りたい時、あなたはどう過ごしますか。
寝る前に、水滸伝を音で浴びるのもひとつ。