「先行抽選に落ちた」
「一般販売も取れなかった」
「公式サイトを見ると、すでに完売……」
観たい舞台のチケットが取れなかったとき、
「ああ、今回はもう無理なのか」
と、諦めたくなることがあります。
年間100公演以上を観劇している、かてこさんといえど、
観たい舞台のチケットが毎回すんなり取れているわけではありません。
先行抽選に落ちることもあれば、
一般販売でまったくつながらないこともある。
でも、舞台チケットは少し不思議です。
一度「完売」となった公演でも、
後から再びチケットが販売されることがあります。
それが、いわゆる「追加販売」。
では、その追加販売はいったいいつ出るのでしょうか。
今回は、観たい舞台を諦めきれない人へ。
そんなチケット争奪戦を繰り返しながらも、
観たい舞台のチケットをほぼ取れているかてこさんに、
舞台チケットの追加販売が行われるタイミングや、
落選後にチェックしているポイントなどを教えてもらいました。
舞台チケットの「追加販売」とは?
そもそも追加販売とは、
一度販売を終えた公演について、
後から新たにチケットが販売されること。
ただし、「追加販売」という名前で統一されているわけではありません。
公演によって、
「追加販売」
「追加席販売」
「機材席開放」
「注釈付き席販売」
「見切れ席販売」
など、さまざまな名称で案内されます。
少し意味が違うものもありますが、
観客側からすると、
「もうチケットはないと思っていた公演に、再び購入できるチャンスが生まれる」
という点では共通しています。
だからこそ、
「完売」の文字を見たからといって、
必ずしもその瞬間にすべての可能性がなくなるわけではありません。
追加販売はいつ出るの?
結論から言ってしまうと、
「公演の何日前に必ず追加販売される」という決まりはありません。
作品によって、本当にさまざまです。
一般販売後に比較的早く出ることもあれば、
公演直前になって突然発表されることもあります。
場合によっては、
「こんな直前に出るの?」
というタイミングで販売されることも。
そのため、
「○日前になったらチェックすれば大丈夫」
とは言い切れないのが、
舞台チケットの難しいところです。
でも、追加販売が出やすくなる“節目”はあります。
一般販売が終わった後
まず気にしておきたいのが、
一般販売後です。
先行販売や一般販売がひと通り終了したあと、
販売状況や座席の調整などによって、
新たに販売できる席が出てくることがあります。
一般販売で「予定枚数終了」と表示されると、
ついすべて終わったように感じてしまいます。
でも、
「一般販売終了=その公演のチケット販売が完全終了」
とは限りません。
ここからが長い戦いになることもあります。
公演日が近づいてきた頃
追加販売を待っているとき、
特に気になるのが公演直前です。
なぜなら、実際の舞台セットや機材配置などが固まることで、
「ここにも観客を入れられる」
と判断される席が出てくることがあるからです。
いわゆる「機材席開放」などですね。
最初の販売時点では販売できなかった座席が、
劇場での設営後に販売可能になるケースです。
そのため、
観たい公演が近づいてきたら、
もう一度公式サイトや公式SNSを確認してみる。
これは、かてこさんもよくやっています。

(※画像はイメージです。)
「注釈付き席」「見切れ席」が販売されることも
追加販売では、
通常のS席・A席などとは少し条件の違う席が販売される場合もあります。
たとえば、
「注釈付き指定席」
「見切れ席」
「一部演出が見えにくい席」
など。
ステージの一部が見えなかったり、
演出によっては出演者が見切れてしまったりする可能性がある席です。
もちろん、
「せっかく観るなら、できるだけ見やすい席で」
と思う気持ちもあります。
でも、
その公演を劇場で観られることを優先するのか。
座席からの見え方を優先するのか。
これは、人によって違っていいと思います。
かてこさんの場合、
「どうしても、この公演を観ておきたい」
と思う作品なら、
多少条件のある席でも候補に入れることがあります。
ただし、購入前には必ず注意事項の確認を。
「見切れ席」と書かれているのに、
通常席と同じ見え方を期待してしまうと、
せっかくの観劇が残念なものになってしまいます。
条件を理解したうえで選ぶことが大切です。
追加販売を待つなら、どこをチェックする?
追加販売は、
待っていれば向こうから必ず教えてくれるとは限りません。
ここがチケット争奪戦の難しいところ。
かてこさんが特に意識しているのは、
・公演公式サイト
・公演公式XなどのSNS
・主催者や劇場の公式サイト
・各プレイガイドの販売ページ
あたりです。
特に公演公式サイトと公式SNSは、
定期的に見ておきたいところ。
追加販売の告知から販売開始まで、
あまり時間がない場合もあります。
「追加販売があるらしい」と後から知って公式サイトを見たら、
すでに販売が終わっていた――。
なんてこともあり得ます。
観たい公演ほど、
受け身にならずに情報を拾いに行く。
これもチケット奮闘の一部なのだと思います。
「戻り」のチケットも侮れない
そして、追加販売とは少し違いますが、
覚えておきたいのがチケットの「戻り」。
一度「予定枚数終了」となっていても、
後から販売ページを見てみると、
なぜか購入できるようになっていることがあります。
予約されたものの決済されなかったチケットなどが、
再び販売されるケースもあるためです。
だから、
「昨日は×だったから、今日もないだろう」
とは限りません。
何度も画面を更新し続ける必要はありませんが、
どうしても観たい公演なら、
日を変えて販売ページを覗いてみる。
それだけでチャンスに遭遇することがあります。
舞台チケットは、
「発売日に取れた人だけが観られる」
とは限らないのです。
リセール、当日券……追加販売以外の道もある
さらに、
追加販売がなかったとしても、
まだ別の方法が残されている場合があります。
公演によっては、
公式リセール、
当日券、
当日引換券などが用意されることもあります。
もちろん、すべての作品で実施されるわけではありません。
だからこそ大切なのは、
その作品の公式情報を最後まで確認すること。
「一般販売で取れなかった」
という一点だけで諦めてしまうと、
その後に出てきたチャンスに気づけません。
追加販売は「良席が出る」という意味ではない
ここは少し冷静に考えておきたいところです。
追加販売があると、
「もしかして、すごくいい席が出る?」
と期待したくなります。
でも、追加販売だからといって、
前方席や中央席が約束されているわけではありません。
機材席開放なら、
もともと機材配置との兼ね合いで販売されていなかった場所かもしれません。
注釈付き席なら、
見え方に条件があります。
大切なのは、
「追加販売=良席を狙う機会」ではなく、
「観られなかったはずの公演を観られるかもしれない機会」
くらいに考えておくこと。
このくらいの距離感で待っている方が、
精神的にも少しラクです。

(※画像はイメージです。)
チケットは「取れなかった」で終わらない
年間100公演以上観劇していても、
チケットだけはいまだに、
「絶対にこうすれば取れる」
という答えが見つかりません。
人気公演なら、
あらゆる先行に申し込んでも全滅する。
一般販売に挑戦しても、
画面につながった頃には完売。
そんなことは普通にあります。
それでも長く観劇を続けていると、
一度諦めかけた公演に、
思わぬタイミングで再びチャンスが巡ってくることも知りました。
追加販売。
機材席開放。
戻りチケット。
公式リセール。
当日券。
チケットの入口は、
最初の先行販売だけではありません。
「観たい」と思ったら、最後までもう少しだけ追いかけてみる
舞台チケットの追加販売はいつ出るのか。
残念ながら、
「○日前です」
という明確な答えはありません。
だからこそ、
一般販売が終わった後も、
公演日が近づいてきたら公式サイトを覗いてみる。
公式SNSのお知らせを確認する。
プレイガイドをもう一度見てみる。
それくらいの“もう少しだけ追いかける”姿勢が、
思わぬ一枚につながることがあります。
とはいえ、
ずっとスマートフォンに張り付いている必要はありません。
取れなかったら取れなかったで、
それもチケットとのご縁。
でも、
「本当はすごく観たかったのに、
追加販売があったことを後から知った」
これは、ちょっと悔しい。
だから、かてこさんは、
どうしても観たい舞台だけは最後までチェックします。
完売は、必ずしも「終了」の合図ではない。
一度チケットが取れなかったとしても、
公演の幕が上がるまでは、
もう少しだけ可能性を残しておいてもいいのかもしれません。
それもまた、
舞台チケット奮闘記のひとつです。
みなさまの観劇ライフがより充実したものになりますように。
ステージに立つ人、その世界を創り上げるすべての人に、心から拍手を。
観劇&ライブ プラスアイテム
劇場やライブ会場での時間、その日を、少しだけ快適にしてくれる観劇アイテムをまとめました。
みなさまの観劇体験がよりよいものとなりますように。
双眼鏡(オペラグラス)
2、3階席はもちろん1階席でも、表情や舞台設定、背景、衣装の細部まで楽しみたいときに。
はじめての双眼鏡なら、小型なものから。
性能にも多少こだわりたい方には。
水筒
開演前後の水分補給に。劇場周辺で飲み物を探す手間を減らせます。
観劇中の集中力を維持するもの
BASE FOOD
小腹が空いて観劇の集中力が途切れないように。開演前や休憩時間に、手軽に栄養補給を。
ナリス ぐーぴたっクッキー
小腹が空いたときのお守りに。観劇前後の軽い携帯食として。
立見観劇にあると便利なもの
折り畳み椅子
立見だからって、立ちっぱなしでいる必要はないので、持っていくだけで快適に。
夏の観劇にあると便利なもの
携帯扇風機
駅から劇場までの移動や、開場待ちの暑さ対策に。
日傘
劇場までの移動や、物販列に並ぶとき、日差し対策に。
ネッククーラー
真夏の観劇・遠征・屋外待機の体力温存、熱中症対策に。
関連記事
年間100公演以上を16年間継続しているかてこさん。
チケットの山とともに積み重なってきた観劇の記録が、
いまの「かてこさんの舞台帖」を形づくっています。
その原点と歩みは、こちらから辿ることができます。
年間100公演赴くかてこさん ~観劇ド素人が紐解く“舞台”の世界・序章~
16年分(記事投稿時)のチケットを並べて見えてきた、
かてこさんの観劇の歩み。
どんな作品を観て、どんな時期があって、
どうやって「年間100公演」という今に辿り着いたのか。
チケットの山が語る、かてこさん17年の“舞台”歴 〜年間100公演、その歩みを紐解く〜
年間100公演という歩みの中で、
かてこさんなりの“観劇スタイル”も少しずつ育ってきました。
観劇の日、その余韻をどう持ち帰るか。
そのひとつの答えを綴った記事はこちらです。
舞台は、一期一会。
同じ公演は、二度とありません。
だからこそ――
「観たい」という気持ちを、最後まであきらめない方法もあります。
チケットを“譲る人”と“譲ってもらう人”でつながる、
もうひとつの観劇のかたちについてまとめました。
チケットを“譲る・譲ってもらう”ってどうするの?~はじめての“リセール文化”入門編~
同じ舞台でも、
どこで観るかによって、まったく違う作品に見えることがあります。
前方・後方・上手・下手――
席によって変わる舞台の見え方については、こちらにまとめています。