「このグループ、全員が好き!」
「誰がセンターでも納得できる」
「とりあえず“この箱”は全部追いたい!」

そんなふうに、“個人”ではなく
アイドルグループそのものを応援するスタイル――
それが「箱推し」です。

最初は一人のメンバーがきっかけだったはずなのに、
楽曲、パフォーマンス、世界観、メンバー同士の関係性に惹かれ、
気づけば「グループごと」好きになっている。

“推し”が増え、応援の視野が広がる感覚は、
推し活の楽しさを何倍にもしてくれます。

一方で、
「楽しいはずなのに、ちょっとしんどい」
そんな瞬間が生まれやすいのも、
実はこの“箱推し”というスタイル。

今回は、
相談をくれた、アイドルグループをがっつり箱推ししている友人への
これからの箱推し活動を後押しする想いも込めて、
年間100公演以上観劇するかてこさんがしたアドバイスをもとに
箱推しの魅力と、見過ごされがちな危うさを、
あらためて言葉にしてみます。

「箱推し」ってどんなスタイル?

“箱推し”とは、
特定のアイドルグループ全体を応援すること。
具体的には──

📌 メンバーの誰が前に出ても応援できる
📌 個人仕事より、グループ活動を優先して追う
📌 SNSやメディアも「グループ単位」でチェックする

「誰が主役か」よりも、
「このグループが、次に何を見せてくれるのか」。
そんな期待感を持って、
ライブや舞台、映像作品に向き合うのが
箱推しの特徴です。

箱推しの魅力:広がる「応援の理由」

✅ 推しが“点”から“面”になる
一人だけを追うよりも、グループ全体を見ることで、
表現や関係性の奥行きが一気に広がります。

✅ 世界観ごと楽しめる
楽曲、衣装、演出、物語性。
箱推しは、グループがつくる世界そのものを味わう推し方。

✅ 判断が早くなる
「このグループなら観る」
そう決めているからこそ、
出演舞台や企画公演の情報にも迷いなく反応してしまう。

実はかてこさんも、
箱推ししているアイドルグループのメンバーが出演する舞台は、
「気づいたらチケットを取っていた」
そんな経験が少なくないそうです。

でも、落とし穴もある?箱推しの“危うさ”

⚠️ 「全部追わなきゃ」という義務感
好きだからこそ、
「全部観ないと応援にならないのでは?」
という思考に陥りやすい。
ライブ、舞台、配信、映像、グッズ……追える範囲が広い分、
スケジュールも気力も、いつの間にか圧迫されていきます。

⚠️ “好き”の温度差に気づきにくい
「今回は少し刺さらなかった」
そんな正直な感覚を、
“箱推しだから”と押し込めてしまうことも。

⚠️ 他の楽しみとのバランスが崩れる
箱推しが時間や予算を占めすぎて、
本来なら観たかった舞台や別ジャンルに
手を伸ばせなくなることもあります。

かてこさんの工夫:「箱推し」×「自分軸」

かてこさんが大切にしているのは、
「今回、なぜ観たいのかを言葉にすること」。

  • グループとして惹かれているのか
  • この企画・作品だからなのか
  • 出演者やテーマに個人的な関心があるのか

この“動機の棚卸し”をすることで、
「なんとなく観る」「惰性で追う」ことを防いでいます。

「箱推し」を長く楽しむためのヒント

工夫ポイント心がけポイント
📅 スケジュールに余白を!すべてを追わなくていい。
体力と気持ちを最優先。
💰 優先順位を見直す!チケット代・遠征費も含めて、
現実的なラインを決めておく。
📌 惹かれている軸を確認する!音楽?関係性?世界観?
今の自分は何に反応しているのか。

“全部好き”は素敵。でも、無理はしない!

箱推しは、
グループを丸ごと愛する、とても豊かな推し方です。

ただし、
“好き”が“義務”に変わる前に、立ち止まることも大切。

かてこさん

全部観たい気持ちはある。でも、全部は追わない!

その距離感こそが、
推し活を、そして観劇を
長く楽しみ続けるための秘訣なのかもしれません。

みなさまの箱推し活動が、いつまでも充実したものでありますように。