1990年にアメリカで公開された映画””Pretty Woman””を原作としたミュージカル『プリティ・ウーマン』。
物語は、多くの人が知っている“王道ラブストーリー”です。
娼婦のヴィヴィアンと、実業家エドワード。
偶然の出会いから始まる関係が、やがて本物の愛へと変わっていく──。
ストーリー展開、結末がわかっていても、
年間100公演を超えて舞台へ赴くかてこさんを、
それでも劇場へと駆り立てたものは何だったのか。
どういう景色が見えたのか、聞いてみました。

(2026年かてこさん撮影:東急シアターオーブにて)
歌と存在感で魅せる、キャスト陣の力
今回の公演で印象的だったのは、キャスト一人ひとりの“総合力”。
エドワード役の城田優さんは、
高身長と端正な佇まいで、舞台に立つだけで説得力があり、
“絵になる”という言葉が、そのまま当てはまる存在感でした。
ヴィヴィアン役は、
星風まどかさんと
田村芽実さんの両キャストを観劇。
お二方ともスタイルよく、見目麗しく、魅力的でした。
宝塚仕込みの品の良い所作が、可憐さと芯の強さのバランスを保つ
星風まどかさんのヴィヴィアン。
愛嬌のある自由奔放さを醸し出しつつ「娼婦」役を表現する田村芽実さんヴィヴィアン。
あなたならどちらに一目惚れしますか。
また、
エリアンナさん、spiさんの歌唱力と存在感も圧巻。
随所で客席を乗せて、舞台全体の熱量を底上げしていました。
ホテルマン役のシュート・チェンさんも出番が多く、
物語のテンポを支える重要な存在として光っていました。

(2026年かてこさん撮影:東急シアターオーブにて)
「安心して楽しめる名作ミュージカル」という価値
この作品の最大の魅力は、
“難しいことを考えずに、素直に楽しめること”だと思います。
・ストーリーは明快
・楽曲は聴きやすい
・演出は華やか
・後味はとにかく良い
観終わったあとに、
「楽しかったね」と自然に言葉が出てくる舞台。
観劇仲間や友人と一緒に行く作品としても、非常に相性がいい一本です。
余韻は、やさしく、あたたかく
観劇後に残ったのは、重たい余韻ではなく、
ふわっと心が軽くなるような余韻でした。
人生を変えるほどの衝撃ではないかもしれない。
でも、
“今この時間を楽しく過ごせた”という満足感があります。
忙しい日常の合間に、
安心して身を預けられるエンタメとして、
『プリティ・ウーマン』はとても優秀な作品でした。
「やっぱり楽しい」「やっぱり幸せな気持ちになる」。
そんな安心感に包まれる舞台でした。
ステージに立つ人、その世界を創り上げるすべての人に、心から拍手を。

(2026年かてこさん撮影:プリティウーマンらしい色使いのステージセット)
関連作品
もし、この物語の“原点”にもう一度触れたくなったなら。
1990年公開の映画Pretty Womanは、
いま観ても色褪せない、王道ラブストーリーの名作です。
リチャード・ギア演じるエドワードと、
ジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアン。
ミュージカルで描かれた世界の原型を、
舞台で感じた“安心できる幸福感”とともに。
あのラストシーンを、
もう一度味わってみるのも、悪くありません。
▶映画『プリティ・ウーマン』(字幕版)はこちら
舞台ファイル:ミュージカル『プリティ・ウーマン』
今回、かてこさんが赴いた日程は以下の通りです。
【公演名】ミュージカル『プリティ・ウーマン』
【公演期間】2026年 01月 22日 ~ 2026年 02月 08日
【会場】東急シアターオーブ
【脚本】ゲイリー・マーシャル & J.F.ロートン
【作詞・作曲】ブライアン・アダムス & ジム・ヴァランス
【企画・製作】AMUSE CREATIVE STUDIO
【キャスト】
ヴィヴィアン・ウォード(W キャスト):星風まどか、田村芽実
エドワード・ルイス:城田 優
キット・デ・ルカ(W キャスト):エリアンナ、石田ニコル
ハッピーマン(W キャスト):spi、福井晶一
フィリップ・スタッキー:寺西拓人
デイビット・モース:吉田広大
ジュリオ:シュート・チェン
スカーレット:可知寛子
ヴィオレッタ:石井千賀
アルフレード:佐々木淳平
関連記事
この舞台の記録も、
“舞台ファイル”のひとつにすぎません。
年間100公演以上を16年間継続しているかてこさん。
チケットの山とともに積み重なってきた観劇の記録が、
いまの「かてこさんの舞台帖」を静かに形づくっています。
その原点と歩みは、こちらから辿ることができます。
年間100公演という歩みの中で、
かてこさんなりの“観劇スタイル”も少しずつ育ってきました。
観劇の日、その余韻をどう持ち帰るか。
そのひとつの答えを綴った記事はこちらです。