2026年9月20日、東京国際フォーラム ホールAで開催された、
中森明菜さんの『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』東京追加公演へ行ってきました。
約20年ぶりとなる本格的なライブツアー。
東京・大阪・名古屋を巡る公演は大きな注目を集め、東京では追加公演も実現しました。
1980年代を代表する歌姫、中森明菜さん。
数々のヒット曲を生み出し、独特の歌声と表現力で多くの人を魅了してきた存在です。
そんな明菜さんが、再び大きなステージに立つ。
長年待ち続けたファンにとっては、まさに特別な時間だったことでしょう。
一方で、今回のステージを観たかてこさんには、懐かしさや会場の熱気とともに、少し複雑な思いも残りました。
今回は、そんな『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』を振り返ります。

(2026年かてこさん撮影:東京国際フォーラム ホールAにて)
約20年ぶりのツアー、会場を包む熱烈な声援
会場に足を運んでまず印象的だったのは、長年のファンと思われる観客の熱気でした。
客席には、明菜さんと同じ時代を歩んできたであろう世代の方々が多く、開演前から期待感が伝わってきます。
そして、ステージに明菜さんが姿を現すと、会場は一気に盛り上がりました。
「あきなー!」
客席のあちらこちらから飛び交う、熱烈な声援。
かつての親衛隊を思わせるような掛け声もあり、長い年月を経ても変わらないファンの愛情が感じられます。
単に歌を聴きに来たというよりも、明菜さんが再びステージに立つ姿を見届けたい。
そんな思いを抱いた方も多かったのではないでしょうか。
会場全体に広がる温かな一体感は、今回のコンサートで特に印象に残った光景のひとつでした。
誰もが口ずさめる名曲の数々、その存在感
今回のセットリストであらためて感じたのは、中森明菜さんの楽曲が持つ圧倒的な強さです。
次々と披露されるおなじみのヒット曲。
曲が始まるたびに、自然とメロディーが浮かび、気づけば一緒に口ずさんでしまう。
普段から熱心に追いかけているファンでなくても、これほど多くの曲を知っているというのは、やはりすごいことです。
一曲一曲に、その時代の記憶や思い出が重なっている。
客席でも、多くの方が明菜さんと一緒に歌っていました。
ときには周囲の歌声が大きく、ステージから届く歌声をもう少しじっくり聴きたいと思う場面もありましたが、
それだけファンの皆さんが楽曲を愛し、心待ちにしていたことの表れなのかもしれません。
年月を経ても色褪せない名曲の数々。
その存在自体が、今回のステージを支える大きな魅力になっていたように思います。
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懐かしい歌声への期待と、少し残った物足りなさ
一方で、今回のコンサートでは、歌唱面について少し気になるところもありました。
かつての明菜さんといえば、低音から高音まで独特の表情を持つ歌声、
そして楽曲の世界観を丁寧に表現する歌唱が大きな魅力でした。
その印象が強かっただけに、今回のステージでは、
期待していた歌声との違いを感じる場面が少なくありませんでした。
特に低音域では、歌声が伴奏に埋もれてしまうように感じられ、歌詞やメロディーが聴き取りにくいことも。
高音域でも、もう少し声の伸びや響きを聴きたかったというのが率直な感想です。
音響や座席位置による聴こえ方の違いもあるのかもしれませんが、
もう少しマイクを通した歌声がはっきり届いてほしいと思う場面がありました。
もちろん、年月を重ねれば歌声や表現のあり方が変化することもあるでしょう。
それでも、かつての楽曲を知っているからこそ、生の歌声を存分に堪能したいという期待もありました。
会場の盛り上がりとは対照的に、純粋に歌を聴くという点では、
少し物足りなさが残ったことも正直に記しておきたいと思います。

(2026年かてこさん撮影:客席からの視点)
華やかな衣装と、今の明菜さんが見せたステージ
ステージでは、衣装を変えながら登場する明菜さんの姿も印象的でした。
序盤にはミニスカート姿で登場し、ステージ上の階段を下りてくる演出も。
すらりとしたシルエットは健在で、華やかな衣装がよく似合っていました。
ただ、階段を下りる際の足取りや、ダンスの動きには、少し慎重さが感じられる場面もありました。
ドレス姿で再登場した際にも、手すりを使いながら階段を下りる様子が見られ、
観ているこちらが思わず気にかけてしまう瞬間も。
かつてのステージで見せていた、しなやかで力強いパフォーマンスを思い浮かべると、
そこにも年月の流れを感じずにはいられませんでした。
とはいえ、長い時間を経て、再びファンの前で歌い、ステージに立つこと自体に大きな意味があるのでしょう。
今の明菜さんだからこそ届けられるステージ。
そんな受け止め方もあるのだと思います。

(2026年かてこさん撮影:花スタンドもキレイでした。)
ファンの愛情がつくり上げた、特別なライブ空間
今回、何よりも強く感じたのは、ファンの皆さんが持つ明菜さんへの深い愛情です。
声援を送り、一緒に歌い、ステージ上の明菜さんを温かく見守る。
その姿は、単なるコンサートの観客というよりも、長い年月をともに歩んできた仲間のようにも見えました。
歌声が聴き取りにくい場面があっても、客席からは変わらず大きな声援が送られます。
誰もが知る名曲が流れれば、会場全体が自然とひとつになる。
そこには、歌唱の完成度だけでは測れない、ライブならではの価値があったように思います。
長年のファンにとっては、明菜さんが目の前にいて、あの名曲を再び歌ってくれる。
それだけで、十分に特別な時間なのかもしれません。
そして、そんなファンの存在こそが、中森明菜さんというアーティストの大きな財産なのだと感じました。
名曲の力とファンの愛情、そして今の明菜さん
『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』。
約20年ぶりの本格的なツアーとして、多くのファンの期待を集めた今回の公演。
懐かしいヒット曲の数々、客席から絶え間なく送られる「あきなコール」、そして会場を包む温かな一体感。
長い年月を経ても、これほど多くの人に愛され続ける中森明菜さんの存在感を、あらためて感じる時間でした。
一方で、かてこさん個人としては、やはり生の歌声をもっとしっかり聴きたかったという思いも残りました。
往年の名曲を知っているからこそ、その歌声や表現を楽しみにしていた部分も大きかったのだと思います。
ライブの魅力は、歌唱力だけで決まるものではありません。
その場に立ち会う喜びや、アーティストとファンが共有してきた時間にも、かけがえのない価値があります。
今回の公演は、まさにその価値を感じさせるステージでした。
ただ、歌そのものをじっくり味わいたかったかてこさんにとっては、少し期待とは違う側面もありました。
それでも、時代を彩った名曲の数々と、それを愛し続けるファンの熱気を感じる夜でした。
変わらない楽曲の魅力と、年月を重ねた今のステージ。
その両方に触れ、少しハラハラしつつも、それでも印象深いコンサートとなりました。
ステージに立つ人、その世界を創り上げるすべての人に、心から拍手を。
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舞台ファイル:中森明菜『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』
かてこさんが赴いた公演日程は以下の通りです。
【公演名】中森明菜『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』
【公演期間】2026年7月1日 ~ 2026年9月20日
【会場】東京国際フォーラム ホールA(東京追加公演)
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劇場やライブ会場での時間、その日を、少しだけ快適にしてくれる観劇アイテムをまとめました。
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