ミュージカル『SPY×FAMILY 2』~歌もアクションも舞台演出も!ワクワクが止まらない二本立て~

ミュージカル『SPY×FAMILY 2』~歌もアクションも舞台演出も!ワクワクが止まらない二本立て~

2026年10月、ミュージカル『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』を観劇してきたかてこさん。

2023年の初演、2025年の再演を経て、ついに続編が登場した人気ミュージカル。

今回は、フォージャー家に新たな家族が加わる「爆弾犬篇」と、
豪華客船を舞台に繰り広げられる「豪華客船篇」の二本立てです。

観劇を終えて、まず思ったこと。

こんなに面白いのに、空席があるのはもったいない!

キャストの歌唱力、テンポのよい物語、細部まで工夫された舞台セット、
そして映像技術を取り入れたアクション演出。

原作の魅力を大切にしながら、生の舞台だからこそ味わえるワクワクが詰まった作品でした。

初演、再演と観続けてきたかてこさんが感じたミュージカル『SPY×FAMILY 2』の魅力を振り返ります。

(2026年かてこさん撮影:東京建物 Brillia HALLにて)

フォージャー家の新たな冒険が幕を開ける

原作は、遠藤達哉氏による人気コミック『SPY×FAMILY』。

凄腕スパイのロイド、心を読む超能力者のアーニャ、殺し屋のヨル。
それぞれが秘密を抱えながら、仮初めの家族として暮らすフォージャー家の物語です。

スパイアクションとホームコメディが絶妙に組み合わさった世界観は、
漫画やアニメでも多くのファンを魅了しています。

2023年には帝国劇場で初めてミュージカル化され、2025年には再演。

そして2026年、続編となる『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』が上演されました。

今回の特徴は、第一幕と第二幕で異なるエピソードが描かれること。

第一幕|爆弾犬篇

犬を飼いたいと言い出したアーニャのため、保護犬の譲渡会へ向かうフォージャー家。

しかし、その裏では外務大臣の暗殺を企てるテロリストたちが動き出していました。

未来を予知する能力を持つ大型犬との出会いをきっかけに、
フォージャー家は新たな事件に巻き込まれていきます。

第二幕|豪華客船篇

ヨルが新たに引き受けた任務は、マフィアの生き残りである母子の護衛。
豪華客船プリンセス・ローレライに乗り込みますが、偶然にもロイドとアーニャも同じ船で旅行することに。

次々と襲い来る殺し屋たちと戦うヨル。
ヨルを助けようと奔走するアーニャ。
そして、船内に仕掛けられた爆弾の解除に挑むロイド。

それぞれが別々の目的で行動しながらも、結果的に家族の絆が感じられる展開が待っています。

(2026年かてこさん撮影:2階席からのステージ)

二本立てだからこそ、最後まで飽きさせない

今回、特に良かったと感じたのが、第一幕と第二幕で物語を分けた構成です。

前半は、ボンドとの出会いを描く「爆弾犬篇」。
後半は、豪華客船を舞台にした「豪華客船篇」。

それぞれ異なる物語なので、展開にメリハリがあり、間延びする感覚がありませんでした。

ひとつの長い物語をじっくり描く舞台も魅力的ですが、こうした二本立ての構成もアリだな、と。

場面が変わるたびに新しい展開が待っているので、最後まで集中して楽しめました。

ワクワクしながら観られる舞台って、やっぱりいいですね。

歌も演技も、イメージ通りのキャラクターたち

そして、何よりキャストの皆さんが歌うま!

原作のキャラクターを舞台上で再現するだけでも難しいと思うのですが、
演技に加えて歌唱力まで求められるのがミュージカル。

今回の舞台では、その両方をしっかり楽しめました。

それぞれのキャラクターも、原作のイメージにぴったり。

特にアーニャ。
もう、本当にかわいい!

表情や仕草、動きのひとつひとつが愛らしく、舞台上でもアーニャらしさが存分に伝わってきました。

そして、ボンドもお見事。

大型犬ならではの存在感や、アーニャとの関係性も自然に表現されていて、
フォージャー家に新しい家族が加わったことを実感できました。

原作の世界観を壊すことなく、ミュージカルならではの魅力を加えてくれるキャストの皆さん。

その完成度の高さも、今回の舞台の大きな見どころでした。

回転式セットと映像技術が生み出す臨場感

(2026年かてこさん撮影:キャストパネルがお出迎え)

回転式セットと映像技術が生み出す臨場感

今回、かてこさんが特に感心したのが舞台演出です。

まず、舞台セットがとてもよくできていました。

細かな場面転換が多い作品ですが、セットが効果的に動き、
回転式の舞台装置もうまく活用されていました。

場面が次々と切り替わっても、物語の流れは途切れない。

配置転換そのものも演出の一部になっていて、観ていて楽しかったです。

さらに印象的だったのが、映像技術を組み合わせたアクションシーン。

例えば、鎖鎌を使った戦闘場面。
どう表現するのだろうとハラハラしていたのですが、心配ご無用!

実際の舞台上だけでは表現が難しい動きも、
映像を活用することで迫力あるアクションに仕上がっていました。

昔の舞台では、なかなか実現できなかったような演出も、
今ではこうして表現できるようになったのだな、と。

舞台の進化を感じます。

ボンドの未来予知能力を表現する場面でも、映像が効果的に使われていました。

しかも、舞台上のボンドとのサイズ感にも違和感がなく、
自然に物語へ入り込める工夫がされていたのが印象的。

さらに、車が2台走る、大破する場面まで再現されていて、思わず感心してしまいました。
これ、舞台で表現できるんだと、驚きの連続でした。

生身の俳優による演技と、舞台装置、映像技術。

それぞれの良さを組み合わせることで、
原作のスピード感ある世界観が見事に表現されていたと思います。

(2026年かてこさん撮影:多くの場面展開に使われたセットの模型、本当にすごかった!)

チケット代ともっと広めたい気持ち

これだけ面白い舞台だったからこそ、ひとつ残念に感じたことがあります。

それは、客席に空席が見られたこと。
こんなに完成度が高いのに、もったいない!

キャストの皆さんは歌も演技も素晴らしく、舞台セットや演出にも工夫が詰まっている。

原作ファンはもちろん、ミュージカルが好きな方にも十分楽しんでもらえる作品だと思いました。

一方で、気になるのがチケット代です。
今回の東京公演では、S席が平日16,000円、土日祝日は17,000円。

舞台制作に多くの費用がかかることは理解しています。
生身の俳優が演じ、歌い、踊り、大がかりな舞台セットを動かす。

その価値は、実際に観劇しているからこそ感じています。
それでも、この金額を捻出するのは、決して簡単なことではありません。

映画なら3本ほど楽しめる金額です。

物価が上がり、日々の生活費も増えている中で、
舞台を観に行くこと自体のハードルが高くなっているように感じます。

特に『SPY×FAMILY』は、子どもたちにも親しまれている作品。

だからこそ、もっと多くの子どもたちにも生の舞台を観てもらえたらいいのに、と思いました。

親子で観劇するとなれば、チケット代の負担はさらに大きくなります。

今回の公演では、U25チケットや18歳以下を対象とした無料招待など、
若い世代が舞台に触れるための取り組みも実施されていました。

こうした取り組みは、とてもありがたいことだと思います。

もちろん、舞台の品質を維持することも大切。

そのうえで、親子で気軽に観劇できる機会や、家族で楽しみやすい料金設定が、
これからもっと広がってくれたら嬉しいですね。

それでも、やっぱり舞台は、生で観たい!

ミュージカル『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』。

第一幕と第二幕で異なる物語を楽しめる構成、
キャラクターの魅力を存分に引き出すキャストの皆さん、そして進化を感じさせる舞台演出。

どれを取っても、見応えのある作品でした。

特に、回転式の舞台セットや映像を活用したアクション演出は印象的。

舞台という限られた空間の中でも、
工夫次第でこれほど多彩な表現ができるのだと、あらためて感じました。

映像作品には映像作品の魅力があります。

でも、目の前で俳優が演じ、歌い、舞台セットが動き、物語が展開していく。

その瞬間を同じ空間で体験できることこそ、生の舞台の醍醐味です。

やっぱり舞台は、生で観たい!

そして、これだけ面白い作品だからこそ、もっと多くの人に届いてほしい。

そんな思いが残った観劇でした。

ステージに立つ人、その世界を創り上げるすべての人に、心から拍手を。

 

 

ミルクティーにあう紅茶【雅紅茶】

舞台ファイル:ミュージカル『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』

かてこさんが赴いた公演日程は以下の通りです。

【公演名】ミュージカル『SPY×FAMILY 2 爆弾犬篇&豪華客船篇』
【公演期間】2026年9月22日 ~ 10月29日
【会場】東京建物 Brillia HALL
【原作】遠藤達哉『SPY×FAMILY』(集英社「少年ジャンプ+」連載)
【脚本・作詞・演出】G2
【作曲・編曲・音楽監督】かみむら周平
【企画・制作】東宝株式会社
【キャスト】
ロイド・フォージャー(Wキャスト):森崎ウィン、木内健人
ヨル・フォージャー(Wキャスト):唯月ふうか、真彩希帆
アーニャ・フォージャー(トリプルキャスト):泉谷星奈、古座野 叶、真野麗花
ボンド・フォージャー:Designed and Fabricated by Michael Curry Design
パペティア(ボンド・フォージャー、シェパード):長谷川 暢、 山口将太朗、吉﨑裕哉、望月寛斗
キース・ケプラー:磯野 亨
オルカ・グレッチャー:有沙 瞳
ゼブ:楢木和也(梅棒)
マシュー・マクマホン:吉野圭吾
シルヴィア・シャーウッド(Wキャスト):朝夏まなと、真瀬はるか
ブランツ外相:鎌田誠樹
ガーデンの店長:山野靖博
殺し屋のリーダー格:丹宗立峰
情報屋:新井海人
鎖鎌のバーナビー:増山航平
刀使い:本間健太

観劇&ライブ プラスアイテム

劇場やライブ会場での時間、その日を、少しだけ快適にしてくれる観劇アイテムをまとめました。
みなさまの観劇体験がよりよいものとなりますように。

双眼鏡(オペラグラス)

2、3階席はもちろん1階席でも、表情や舞台設定、背景、衣装の細部まで楽しみたいときに。

はじめての双眼鏡なら、小型なものから。

性能にも多少こだわりたい方には。

水筒

開演前後の水分補給に。劇場周辺で飲み物を探す手間を減らせます。

観劇中の集中力を維持するもの

BASE FOOD

小腹が空いて観劇の集中力が途切れないように。開演前や休憩時間に、手軽に栄養補給を。

ナリス ぐーぴたっクッキー

小腹が空いたときのお守りに。観劇前後の軽い携帯食として。

立見観劇にあると便利なもの

折り畳み椅子

立見だからって、立ちっぱなしでいる必要はないので、持っていくだけで快適に。

夏の観劇にあると便利なもの

携帯扇風機

駅から劇場までの移動や、開場待ちの暑さ対策に。

日傘

劇場までの移動や、物販列に並ぶとき、日差し対策に。

ネッククーラー

真夏の観劇・遠征・屋外待機の体力温存、熱中症対策に。

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